黙祷

最近日記とか書くのさぼってましたけど、今日ばかりはちょっと何か書いておかずにいられないので。
もうみんな知ってると思いますけど、昨日コミケット代表だった米沢氏がまだ53歳という若さで他界されたそうで、10年とちょっとぐらいですけどコミケに参加してきた者として少しは哀悼の意を表しておきたかったのです。
この10年を振り返って2冊半ぐらいしか同人誌を出せてないですけど、それでも毎回参加したくなる場を提供していただけたこと、そこでいろんな人と出会えたこと、色々ぼく自身考えさせられたこと、直接の面識はないですけど感謝してもし足りないです。
コミケットプレスの原稿を描かせていただいたとき、最初は自戒の気持ちも込めたつもりでロリコン同人誌に批判的な内容にしたんですけどそのネームがボツりまして、理由は「全てを受け入れる」というコミケットの理念に反するからというもので、世間の風向きに反してでも理念を守ろうとする姿勢にぼくは内心頭が下がる思いでした(そういうこともあって余計に何を描いたら良いのかわからなくなっちゃったんですけど)。そして、そんな人達が作っているイベントに参加できるということの意味とか責任とか、色々考えてまたわけが分からなくなっちゃったんですけど、とにかくコミケがあって本当に良かったと思いました。
代表の方がこんなにも「わかっている」人だということの安心感というか、他のイベントと比べてコミケの特別さって規模だけじゃなくてそういう所だったんだと思います。米沢さん本当にお疲れさまでした。遺志を引き継がれるスタッフの方々も大変かと思いますががんばって下さい。
米沢さんのご冥福をお祈りいたします。

と言いつつ今年の参加状況はアレなんですけど…。