号泣

以前から気になっていた「岸辺のふたり」というアニメーションを見たです。8分程度の短いお話で、台詞などは全くなくて、画面も常に引いた構図になっててキャラクターの表情も見えないので、登場人物の感情などはすべて観客の想像にまかされていますです。
予告編を見た感じでは抑えた演出と控えめな絵柄、叙情的な音楽がとてもジ〜ンとくるっていうか(ボキャブラリーが貧困でごめんなさい)何やらすごい感動できそうだ〜!!と思ったわけです。
色々と評判を探っていると、この8分の作品で泣けるとか、感動しちゃってしょうがないみたいな、好意的な感想が目につきました。(あ〜、Amazonのレビューでは盛大にネタバレしている大馬鹿野郎がいるので注意が必要です)
んで、いざ観てみると…、なんかピンと来ないというか、いや、この程度では泣けないでしょう?と、思いました。
やっぱり全体の尺も短すぎますし、冒頭の父親がボートに乗ってどこかに行ってしまうところも、なぜそうなってるのかって説明が一切ない状態では一人残されて父親を待ち続ける娘に感情移入することも難しいと思いました。ビジュアルもシナリオも説明が不足しすぎているような、と思ったのはぼくだけなんでしょうか。こう、ぼくは観客として与えられることに馴らされすぎているのでしょうか。しかし本編の物足りなさを知ってしまうと、予告編だけを見てアレコレ想像している時が一番楽しいような気もしました。
あと先月の話ですが、飲み友達のsgrさんが思春期返りというか、高校生だった頃に聴いていた筋肉少女帯に再びハマってしまい、その流れでぼくも久しぶりに筋少とか聴いたわけですが、そうなるとぼくも思春期返りしてみたくなって、高校生の頃に聴いたニューエスト・モデルとかをまた聴きたくなったわけです。僕が一番好きだったのは「クロスブリード・パーク」っていうアルバムなんですけど、そういえばこれってテープにダビングしたやつしか持ってなかったのでもう随分長い間聴いてませんでした。もう我が家にはカセットテープを再生できる機械はありませんからねぇ…。
そんなわけで、Amazonマーケットプレイスで中古CDを購入しました。やっぱりかっこいいですね。1曲目の「ひかりの怪物」からガツーンとぶちかましてくれる感じで。
しかし、なんというか、ずーっと以前から何となく感じながらも今イチはっきりとしなかったので深く考えないようにしていたのですが、やっぱりニューエストを聴くとムズムズというかモヤモヤするものがあるということを書いておきたい。というのも、彼らの歌詞は割といつも誰かを批判したり、何かを糾弾したりする内容なんですが、その対象が全くはっきりしない。いったい誰のことを歌ってるのかと。誰に対して憤りを感じているのか?え、ぼくですか?みたいな感じで聴いていて居心地が悪いったらないわけです。まぁこの居心地の悪さも彼らの魅力のうちと思うことにしました。
あーでも、"knowledge"は「ナレッジ」と発音した方がいいんじゃないのかなぁと思い続けて早幾年。
うーむ、酔った勢いで長文を書いた割には面白くないので消してしまおうと思いましたが、もったいないのでそのままいきます。